大運天中殺

大運天中殺とは、20年間続く長期的な天中殺のことを言います。自分の天中殺が大運(後天的に訪れる10年単位の運気)に出てくる場合がその期間に該当します。

12年に2年間訪れる運命天中殺とは違い、大運天中殺は120年に20年間訪れるため、運気の規模も、捉えるべき運気の特徴も、通常の運命天中殺とはかなり違って来ます。
通常の天中殺のイメージはマイナスに取られがちですが、大運天中殺は真逆で、まさに、平凡な人に与えられた一時の栄華です。

大運天中殺という運気の法則が発見されたのは紀元前とも言われていて、中国の道教(神仙思想)から生まれたお伽話の「浦島太郎」は大運天中殺の話という説があります。
浦島太郎のストーリーからもわかるように、大運天中殺の期間はあっという間に過ぎ、大運天中殺が明けると一気に老けます。それは、莫大な強運エネルギーを大運天中殺中に消耗することを意味します。

大運天中殺の強運ぶりが色濃く出る人は浦島太郎のような“平凡な人”が多く、本当に才能・実力がある人には、大運天中殺は必要ないとも言われていて、そういう特殊な人には返って大運天中殺が邪魔だったりします。

また、大運天中殺に突入する時は”平凡な人”だったのに、大運天中殺期間中、強運にあぐらをかかず地道な努力を続け、実力を磨き、素晴らしい人との出会いに恵まれて人徳を積み、人としての器が“凡人”レベルから“本物”レベルになれた人は、大運天中殺の20年間が過ぎ去った後も、浦島太郎のように老けて途方に暮れるなんてことはありません。その後の人生も、急落する事なく、緩やかな上昇を続けていくでしょう。

以上のことから、大運天中殺は、一度訪れればどんな人でも強力な運気の後押しをしてもらえる、運気の”宝くじ”、”宝探し”のようなものです。
その人の運命の中に大運天中殺があるかを探して、人生の栄華期を発見するのです。それほど、大運天中殺は特別な20年間なのです。

大運天中殺に入る前の5〜10年間の運気の特徴

誰もが、大運天中殺を自分の大運に見つけることができたら「よっしゃ!」とガッツポーズをしたくなるかもしれませんが、ちょっと待ってください。実は、大運天中殺に入る前の5〜10年間に“毒出し”にも見て取れる、一時的な運気の低迷が見られないと、大運天中殺の20年間の成功はあり得ません。大きくジャンプする前に、できる限りしゃがんで助走を付けますよね?そういったイメージです。

もし、大運天中殺に入る前の5〜10年間の間に、運気の低迷が見られない場合は、大運天中殺が上手く機能せず、逆に大運天中殺に突入した途端、運気の下降が見られるようになります。その現象を「陰転」と言います。陰転のパターンに陥った場合でも、大運天中殺突入直後5年間であれば軌道修正することは可能ですので、その5年間でなんとか正常な大運天中殺に戻せるよう、今までのやり方を見直し、習慣をガラッと変える努力をしてください。

大運天中殺の真っただ中で心がけること

大運天中殺は、平凡な人でも大成功できるチャンスの時期だと言いましたが、それと同時に、大波乱の時期とも言えます。

人生を太い筒状のパイプに例えると、今までそのパイプの枠内で運気のアップダウンを繰り返していたのに、天中殺の期間はその枠がぽっかり抜けてしまっていて、運気の上昇も下降も歯止めが効かない宇宙空間に突入した感覚になります。今までの常識、固定観念(つまり枠)がない状態なので、想定外のことばかりが起こり得ます。

その事を理解した上で、「通常では考えられないことが起きて当たり前の時期なんだ」と心得て、どんなアクシデントにも挑めるよう、常にエネルギーフル稼働の状態を取っておきましょう。そして、永遠に続くものじゃないことも頭に入れておきましょう。

波乱が大きくて多いほどに成功していけるのですが、その分エネルギーの消耗も激しく大変な時期が続きっぱなしになるということです。そんな波乱を少しでも和らげたいという方のために一番有効なことは、ご先祖様を大事にする(お墓参りなど)ことです。先祖供養は、天中殺全般に有効な方法です。
逆に、「一度きりの人生なんだから、波乱上等!成功したい!」という野心家の方は、大運天中殺期間中は大人しくしていないで、自分の力を精一杯出し切る事を一番に考え、大運天中殺の威力を最大限活用しましょう。ただし、その場合、終わりの5年間は苛酷なものになる(詳しくは次の章で説明しています)ということは覚悟しておいてください。

大運天中殺の終わり5年間で心がけること

大運天中殺の後半5年間は、神様から「もうそろそろ強運気終わっちゃうから、事業の拡大は終えて、縮小する方向に持っていきましょう」と言った通達が来るかのごとく、少しづつ運気が下がり始め、通常の運気レベルに照準を合わせ始める現象が発生します。どんなに大運天中殺中に実力を付けて本物レベルに成長できた人でも、強力な運気の後押しがなくなる時期が近づけば、運気の低迷は避けられないことです。
そこで、神様の通達に耳を貸し(運気の下降する状況を見極め)、謙虚に縮小していけるかどうかが、大運天中殺後のギャップを和らげる鍵です。
ただし、大運天中殺期間中は行動したことが全ていい方向に転び、事業が拡大し「怖いもの無し!」の精神に陥っています。そんな時に、神様のお告げ、周囲の人に耳を貸せる人というのは、やはり、モラルがあり、精神的にも大きく成長した人だけでしょう。
大運天中殺中に精神的に成長できなかった人は、大運天中殺後、運気のギャップに苦しみ、大運天中殺中に得た財を一気に手放してしまう、浦島太郎のようになってしまうことでしょう。

大運天中殺の終わりというのは、例えると、宇宙船が宇宙空間から大気圏内に戻る時と同じで、それほど苛酷な状態になるのです。そのため、大運天中殺中の成功の度合いが大きければ大きいほど、苛酷な試練とともに運気の帳尻合わせが始まるのです。
そのことを覚悟し、精神的な成長も忘れず、その時々の運気の流れを察知できる感性を身につけていくことが、長期的な繁栄、成功、幸せを手に入れることができるのです。

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