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己の調候守護神
2020年3月20日
己の特徴
己は土そのものではなく、人が住む場所ということを指します。己は一般人の基本(庶民的)であり、正しい愛(誠実)を大切にします。標準的で常識的なのも特徴です。
平らな土である己がどうやったら人間の生活の役に立つかを考えるのが守護神取りで大事になります。
己を単なる大地や土地と考えるとイメージしにくいですが、己は人間がいるところで役に立つことが輝けるポイントとなるのです。
実りがあること、人との交流があること、経済が発展していること…など、人が行き交うところが土地の価値をアップさせることにつながります。
物がある、お金がある、価値がある場所は人が住まう場所であり、そこが己の活躍する場所と考えます。人が住みやすく、人が生活しやすい利便性のある土地です。
※己には全部丙が守護神に入る
※人の生活には玉堂星的な「教育を受ける」「学習する」「しつけを受ける」という要素が必要です。
※己の人が行き詰まっている場合は、玉堂星的な要素を満たしているかを振り返る(人の話を聞いていない、目上に反抗ばかりしていないか、目下の話を理解できているか)といいです。
日干己×月支冬の調候守護神
- 冬は寒さが厳しい季節で己を最も必要とする
- 冬は太陽(火性)の力が一番弱く、水(水性)の力が強い
- 水性の旺地
- 太陽が来れば雪は溶ける
- 木性がないと大地(己)の意味がなくなる
- 人が冬に必要とするのは暖かさ
- 食物が育つためには太陽が必要
月支 | 守護神 | 守護神の役割 | 十大主星に変換 | |
---|---|---|---|---|
亥 | 第一 | 丙 | 寒い冬を暖めて雪を溶かし、光を照らしよく見えるようにする、カラッと晴天にするためには丙が必要です。 | 玉堂星 ちゃんと勉強すること。よく考えること。人の話に耳を傾けること。目上を大事にして学ばせていただく。 |
第二 | 甲 | 冬は水性が強いので、甲は水を吸い上げる(水生木で水を漏らす)役割を果たします。また、木生火で第一守護神である丙の応援をします。 | 牽牛星 きちっと仕事をすること。職種問わず自分の役割を全うする。 |
|
子 | 第一 | 丙 | 寒い冬を暖めて雪を溶かし、光を照らしよく見えるようにする、カラッと晴天にするためには丙が必要です。 ※亥月の第一守護神と同じ内容です。 |
玉堂星 ちゃんと勉強すること。よく考えること。人の話に耳を傾けること。目上を大事にして学ばせていただく。 |
第二 | 甲 | 冬は水性が強いので、甲は水を吸い上げる(水生木で水を漏らす)役割を果たします。また、木生火で第一守護神である丙の応援をします。 ※亥月の第二守護神と同じ内容です。 |
牽牛星 きちっと仕事をすること。職種問わず自分の役割を全うする。 |
|
丑 | 第一 | 丙 | 寒い冬を暖めて雪を溶かし、光を照らしよく見えるようにする、カラッと晴天にするためには丙が必要です。 ※亥月の第一守護神と同じ内容です。 |
玉堂星 ちゃんと勉強すること。よく考えること。人の話に耳を傾けること。目上を大事にして学ばせていただく。 |
第二 | 甲 | 冬は水性が強いので、甲は水を吸い上げる(水生木で水を漏らす)役割を果たします。また、木生火で第一守護神である丙の応援をします。 ※亥月の第二守護神と同じ内容です。 加えて土用(土性)を抑える役割もあります。 |
牽牛星 きちっと仕事をすること。職種問わず自分の役割を全うする。 |
日干己×月支春の調候守護神
- 春は木性の旺地であり、木性のパワーが最大となる
- 人がいない、食べ物もないという環境は己にとって意味がない
- 東は芽吹く(広がる)力がある
- 春は暖かく雪解け水がたくさんある(守護神に癸は必要ない)
- 食物が育つためには光合成を成り立たせるための太陽(丙)が必要
- 東の世界は情の世界(ウェット)。情に溺れてボケッとしているといけないので金性の「理」が必要
月支 | 守護神 | 守護神の役割 | 十大主星に変換 | |
---|---|---|---|---|
寅 | 第一 | 丙 | 太陽で光を照らしよく見えるようにすることで作物の成長を促します。春は冬の雪解け水がふんだんにあるので、太陽の光が確保できれば大丈夫です。 | 玉堂星 ちゃんと勉強すること。よく考えること。人の話に耳を傾けること。目上を大事にして学ばせていただく。 |
第二 | 庚 | 春のほんわかムードを戒めるために、気合を入れるために庚が必要になります。節度をわきまえて、情(木性)に理(金性)を加える季節の戒めが必要です。 | 調舒星 専門性や技術力を磨く。ストイックに向上心を持つこと。技術や開発力を発揮すること。個人の世界は世間に出さない。 |
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卯 | 第一 | 丙 | 太陽で光を照らしよく見えるようにすることで作物の成長を促します。春は冬の雪解け水がふんだんにあるので、太陽の光が確保できれば大丈夫です。 ※寅月の第一守護神と同じ内容です。 |
玉堂星 ちゃんと勉強すること。よく考えること。人の話に耳を傾けること。目上を大事にして学ばせていただく。 |
第二 | 庚 | 春のほんわかムードを戒めるために、気合を入れるために庚が必要になります。節度をわきまえて、情(木性)に理(金性)を加える季節の戒めが必要です。 ※寅月の第二守護神と同じ内容です。 |
調舒星 専門性や技術力を磨く。ストイックに向上心を持つこと。技術や開発力を発揮すること。個人の世界は世間に出さない。 |
|
辰 | 第一 | 甲 | 土性(土用)を抑える働きがあります。 | 牽牛星 きちっと仕事をすること。職種問わず自分の役割を全うする。 |
第二 | 丙 | 太陽で光を照らしよく見えるようにすることで作物の成長を促します。春は冬の雪解け水がふんだんにあるので、太陽の光が確保できれば大丈夫です。 ※寅月の第一守護神と同じ内容です。 |
玉堂星 ちゃんと勉強すること。よく考えること。人の話に耳を傾けること。目上を大事にして学ばせていただく。 |
日干己×月支夏の調候守護神
- 夏は暑さが厳しい季節
- 火性の旺地
- 実りのための育成を重視
- 水と火の絶妙なバランスを考慮して第一守護神が癸、第二守護神は丙。
- 丙は癸の調整役。癸あっての丙。
月支 | 守護神 | 守護神の役割 | 十大主星に変換 | |
---|---|---|---|---|
巳 | 第一 | 癸 | 夏場に欲される水分の補充と、実りに向けた育成には水を十分に含んだ土が必要です。 | 禄存星 回転財、愛情奉仕。自ら先んじて愛もお金も出す。価値あるものに投資する(ギャンブルと違う)。 |
第二 | 丙 | 夏にも火性がありますが、実りに向けた育成には水の調節が必要です。ここでいう丙は第一守護神の癸の調整役としてもちつ持たれつの関係を果たします。 | 玉堂星 基本的に忠実になること。基本を繰り返すこと。きちんと学ぶこと(師が必要)。 |
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午 | 第一 | 癸 | 夏場に欲される水分の補充と、実りに向けた育成には水を十分に含んだ土が必要です。 ※巳月の第一守護神と同じ内容です。 |
禄存星 回転財、愛情奉仕。自ら先んじて愛もお金も出す。価値あるものに投資する(ギャンブルと違う)。 |
第二 | 丙 | 夏にも火性がありますが、実りに向けた育成には水の調節が必要です。ここでいう丙は第一守護神の癸の調整役としてもちつ持たれつの関係を果たします。 ※巳月の第二守護神と同じ内容です。 |
玉堂星 基本的に忠実になること。基本を繰り返すこと。きちんと学ぶこと(師が必要)。 |
|
未 | 第一 | 癸 | 夏場に欲される水分の補充と、実りに向けた育成には水を十分に含んだ土が必要です。 ※巳月の第一守護神と同じ内容です。 |
禄存星 回転財、愛情奉仕。自ら先んじて愛もお金も出す。価値あるものに投資する(ギャンブルと違う)。 |
第二 | 丙 | 夏にも火性がありますが、実りに向けた育成には水の調節が必要です。ここでいう丙は第一守護神の癸の調整役としてもちつ持たれつの関係を果たします。 ※巳月の第二守護神と同じ内容です。 |
玉堂星 基本的に忠実になること。基本を繰り返すこと。きちんと学ぶこと(師が必要)。 |
Point
ここでは、夏で火性が十分あるはずなのに丙が守護神として入ります。とても特殊なケースです。夏に火性が入るのは己と庚(未に丁が入る)だけです。また、土用月である未月に土用を抑える甲が入らないのも特殊です。これは、土用を抑えることよりも、実りに向けた育成のためには水と火のバランス調整が最優先であることを物語っています。また、第一守護神の、己から出ている禄存星は、時間がかかりコツコツ継続して続けることで財をなす特徴があります。
己で夏生まれの人が守護神を取る時は、癸と丙どちらもないとダメです。どちらかだけでは守護神をとったことになりません。
日干己×月支秋の調候守護神
- 秋は金性の旺地である
- 秋はドライであり乾燥する。土の中の水分が殆ど無い状態になる
- 農作物を収穫する時
- 己の秋では、金強を抑えるのがポイントとなる
- 秋は横線(現実線)の到達点である
月支 | 守護神 | 守護神の役割 | 十大主星に変換 | |
---|---|---|---|---|
申 | 第一 | 丙 | 作物の収穫を盛り上げるために太陽の光で照らし、暖める必要があります。丙は強すぎる金性を抑える働きもあります。 | 玉堂星 すぐに役立つ勉強をする。人には玉堂が必要。人間的な基本・常識をしっかりすること。人の生活、生きていくこと。 |
第二 | 癸 | 秋は作物の収穫の時期であり、大地の栄養となる水性が必要となります。乾燥している秋にも、湿り気のある己を確保するために癸が必要です。 | 禄存星 お金儲けの勉強をすること。役立つお金を作り出すこと。 |
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酉 | 第一 | 丙 | 作物の収穫を盛り上げるために太陽の光で照らし、暖める必要があります。丙は強すぎる金性を抑える働きもあります。 ※申月の第一守護神と同じ内容です。 |
玉堂星 すぐに役立つ勉強をする。人には玉堂が必要。人間的な基本・常識をしっかりすること。人の生活、生きていくこと。 |
第二 | 癸 | 秋は作物の収穫の時期であり、大地の栄養となる水性が必要となります。乾燥している秋にも、湿り気のある己を確保するために癸が必要です。 ※申月の第二守護神と同じ内容です。 |
禄存星 お金儲けの勉強をすること。役立つお金を作り出すこと。 |
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戌 | 第一 | 甲 | 甲は土用を抑える働きと、土(己)を整える役割を果たします。 | 車騎星 人の役にたつために生涯現役(お金が発生するとは限らない)でいること。働くこと=人の役にたつこと。体を使う方がいい。家でじっとしていない方がいい。 |
第二 | 丙 | 作物の収穫を盛り上げるために太陽の光で照らし、暖める必要があります。丙は強すぎる金性を抑える働きもあります。 ※申月の第一守護神と同じ内容です。 |
玉堂星 すぐに役立つ勉強をする。人には玉堂が必要。人間的な基本・常識をしっかりすること。人の生活、生きていくこと。 |
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