命式の算出方法

例題が西暦1985年12月15日生まれの女性の場合、該当箇所は下記です。

このSTEP時点でわかっている内容を命式に落とし込むと、下記のようになります。

例題が西暦1985年12月15日生まれの女性の場合、生まれた日“15”を、

• 日干支番号
• 前節入からの日数
• 次節入までの日数

の「生日」に代入して、下記のように計算結果を算出します。

• 「日干支番号」の計算結果が「61」以上になった場合、そこから「60」を引いてください。

このSTEP時点でわかっている内容を命式に落とし込むと、下記のようになります。

例題が西暦1985年12月15日生まれの女性の場合、STEP２で判明した“日干支番号”は「25」なので、

• 日干支は「戊子」
• 天中殺は「午未天中殺」

だということが分かります。

このSTEP時点でわかっている内容を命式に落とし込むと、下記のようになります。

例題が西暦1985年12月15日生まれの女性の場合、STEP2で判明した“前節入からの日数”は「8」です。その「8」を用いて、蔵干表から、年干支・月干支・日干支それぞれ、8番目の蔵干を求めます。

• 高尾学館方式では「前節入りからの日数」は節入り日当日を含みますが、朱学院方式では「前節入りからの日数」は節入り日当日を含みません。そのため、“前節入からの日数”の数字に差が生じるケースがあります。

例題だと

• 年干支の十二支「丑」の8番目の蔵干は「癸」
• 月干支の十二支「子」の8番目の蔵干は「癸」
• 日干支の十二支「子」の8番目の蔵干は「癸」

になります。

このSTEP時点でわかっている内容を命式に落とし込むと、陰占が完成します。

例題（西暦1985年12月15日生まれ）の場合、下記のようになります。

1. 頭（北）：日干（戊）×年干（乙）…牽牛星
2. 右手（西）：日干（戊）×日蔵干（癸）…司禄星
3. 胸（中央）：日干（戊）×月蔵干（癸）…司禄星
4. 左手（東）：日干（戊）×年蔵干（癸）…司禄星
5. 腹（南）：日干（戊）×月干（戊）…貫索星
6. 右肩（北西）：日干（戊）ד年干と干合する干（庚）”…鳳閣星（伴星）

このSTEP時点でわかっている内容を命式に落とし込むと、下記のようになります。

例題（西暦1985年12月15日生まれ）の場合、下記のようになります。

1. 左肩（初年期）：日干（戊）×年支（丑）…天印星
2. 左足（晩年期）：日干（戊）×日支（子）…天報星
3. 右足（中年期）：日干（戊）×月支（子）…天報星

このSTEP時点でわかっている内容を命式に落とし込むと、陽占が完成します。

例題（西暦1985年12月15日生まれ女性）の場合、陰占の年干支（乙丑）は陰で性別が女性なので「順回り」になります。

STEP 7で「順回り」…干支暦の「次節入までの日数」を“3”で割って小数点以下を四捨五入

STEP 7で「逆回り」…干支暦の「前節入からの日数」を“3”で割って小数点以下を四捨五入

• 結果が“0”になった場合は「1歳運」です。
• 結果が“11”になった場合は「10歳運」です。

例題（西暦1985年12月15日生まれ女性）の場合、STEP2で求めた「次節入までの日数」が“22”になるので、3で割って“7.3333333”になります。小数点以下は四捨五入するので7歳運になります。

• 朱学院式の場合、小数点以下は四捨五入せずに切り上げます。そのため朱学院式で大運の切り替わりを計算すると高尾式よりも1歳違いになります。

これで、命式の全てを算出することができました。

月干支を基準にして、初旬・二旬・三旬…と干支を遷移させていきますが、順回りの人は昇順（値が小さい順）で干支を遷移させます。逆回りの人は降順（逆の順番）で干支を遷移させます。

大運は10年毎の運気ですが、STEP8で求めた「◯歳運」が10年の切り替わりタイミングです。

例題（西暦1985年12月15日生まれ女性）の場合、

• 月干支が「25.戊子」
• 順回り
• 7歳運

なので、これらの情報を用いて大運を作成すると、下記のようになります。

• 年運、月運、日運の干支は、干支暦通りに巡るので全人類共通しています。それに比べて“大運”は千差万別（宿命の月干支を基準にして順回り・逆回り・○歳運など、人それぞれ条件が異なる）なのです。