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収入の源泉

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収入の源泉、いわゆる“収入を得る方向(収入の窓口)”は陽占の東方星を使います。
つまり、適職占技を用いるのです。

東(春)は現実の未来、作物の成長する様を表しています。スタート、仕事の窓口になるため、東の星に沿った生き方が適職にたどり着ける近道です。

東方星を上手に活用することで、収入を安定させて仕事運をアップさせることが可能です。

収入は位相法(陰占)よりも十大主星(陽占)が鍵

後天運で、仕事に関する収入云々を見ていく時に、陰占の東方に散法(対冲など)が巡っていると「仕事も行き詰まって収入も落ちるんじゃないか?」と思いがちですが、そんなことはありません。
お金に関しては陰占の位相法よりも、陽占の十大主星が大事だからです。

その理由を説明します。
まず、お金は五行で中央に位置します。東と西は目に見えるお金ですが、中央は縦線も交わっているので、お金には“霊魂が入っている”と考えます。
お金(=土性)は東西を繋ぐものであり、繋ぐということは“勝ち負けが生まれずに安定する”ということです。
お金は精神的なものを豊かにしないと安定しないため、精神を大事にしないとお金は出ていくと考えるのです。

お金は現実的なものだから陰占の方が重要ではないか?と思われるかもしれませんが、お金は自分の行動(活動、働き)に精神が乗っていないと入ってきません。

陰占東方の位相法が散だったとしても、縦線の世界を大事(北は“尊敬”、南は“礼儀”なので、先祖を敬い、礼儀を持つ)にしていて、かつ、陽占の東方星を輝かせていれば、仕事の収入が安定したり、収入が増えることだってあり得るのです。

例えば下記例題の場合、陰占の東方が年運(壬戌)と対冲になっています。
しかし、年運の干「壬」と東方星(龍高星)の干「乙」は相生(水生木)になっています。

これはどいうことかというと、

現実的な仕事面で前進力はなくても、気持ちは乗りやすくて龍高星が生かされやすい運勢になるため、必ずしも収入が減るとは言えない。

という鑑定になるのです。

そのため、この人にアドバイスをするとしたら、

仕事で行き詰まりを感じたとしても、尊敬と礼儀を大事にした上で、クリエイティブさを忘れず学ぶことを楽しんでいれば、気持ちの面では充実感が生まれます。
そうなれば収入面も安定しますし、お金の面で心配する必要はありません。

という内容になります。

ちなみに、禄存司禄は相手によって「手を替え品を替え」ができると一流です。人の本質を見抜けるかどうかが肝心です。

誰にでも奉仕するのはアマチュアの禄存星。人を見て奉仕する人はプロの禄存星
誰にでも品を変えるのはアマチュアの司禄星。人を見て品を変えるのはプロの司禄星

【陽占】東方星が剋される時の対策

後天運で東方星が剋される場合、東方星の良さがうまく発揮できない状況に陥って苦しくなります。
そんな時は、東方星を剋する星の威力を和らげて運気を立て直すための対処星(クッションの役割になる星)を知っておく必要があります。そうすることで、苦しい状況を乗り切れます。

東方星が剋された場合に「どういった現象が起きやすいのか」と、そうなった場合に「対処星をうまく活用するコツ」をご紹介します。

剋される東方星が貫索・石門の場合

東方星が貫索石門(木性)の人は、プロレベルのポリシーを持って仕事に取り組みます。そのため、人に振り回されなず、仕事をこなすことができます。現実的で守り上手だけど、ケチでもありません。

それらの星を剋すのは、車騎牽牛(金性)になります。

東方星の貫索石門(木性)が車騎牽牛(金性)に剋されると、厄介ごとに巻き込まれたり、争い事が起きやすくなります。

という現象が起きやすくなります。

金剋木で車騎牽牛に剋されると、変化を迫られるのですが、この場合、相剋関係にある両者をつなげる水性玉堂龍高の要素を入れてクッションにするといいです。

工夫して考えること。
目上や伝統を大事にする
伝統を重んじながら一部を改革せよ。

剋される東方星が鳳閣・調舒の場合

東方星が鳳閣調舒(火性)の人は“感性の世界で生きる人”で、暗記力と忘れる才能を持ち合わせています。

それらの星を剋すのは、龍高玉堂(水性)になります。

東方星の鳳閣調舒(火性)が龍高玉堂(水性)に剋されると過去に囚われて、感性をかき乱されるようになります。「過去」という邪魔者が現れて鳳閣調舒の感性は掻き乱されることになり、だんだんとピントが合わなくなっていくのです。

相剋関係にある両者をつなげるために、木性の貫索石門をクッションに入れて、“継続していくこと”を大事にすれば感性を安定させることができます。

鳳閣調舒は自分の感覚を信じることが重要で、そんな時に必要なのが仲間の存在です。
この時期は友達が必要になると心得て、仲間と一緒に乗り越えることを意識しましょう。

我慢して継続すること。
仲間を持つこと。

剋される東方星が禄存・司禄の場合

東方星が禄存司禄(土性)の人は愛に溢れていて、人に対して「できることがあればなんでもやってあげたい!」というサービス精神を持っています。

そんな禄存司禄(土性)が貫索石門(木性)に剋されると、枠にはめられてしまって、持ち前のサービス精神に歯止めがかかってしまいます。はめられた枠の中に自分がいるような感覚(自分が木だと勘違い)になってしまい、四方八方を塞がれるようになってしまうのです。
範囲を囲われてしまうので、周囲が見えなくなり、孤立してしまいます。

そんな時に頼れるのが鳳閣調舒(火性)です。
遊び心やユーモアを持つことで、囲われている枠を突破できて広い視野を思い出せます。そうすることで自分自身の愛情を解放できます。
目下を大切にすると、意外と自分の壁を感じにくくなります。

遊び心やユーモアで乗り切れば、自分が木だと勘違いしていることに気付ける。
目下を大事にすることで壁を感じないようになる。

剋される東方星が車騎・牽牛の場合

東方星が車騎牽牛(金性)の人は、自分の正義や大義がしっかりしていて行動にブレがありません。
「だらしない」や「汚い」などの言葉で人から批判されることも嫌います。

そんな車騎牽牛鳳閣調舒(火性)に剋されると、噂や情報に振り回され、批判の目に晒されることもあります。

そうなったら、禄存司禄(土性)のような大きな心で受け止めることが重要です。家族を大事にしたり、恋愛をすることで批判を吸収できて気にならなくなります。

また、お金を持っていることも心に余裕をもたらしてくれます。
東方に車騎牽牛を持っている人は、鳳閣調舒が巡ってくるまでにお金を貯めておくのも大事です。そして心を大きく持っておくこと。

大きな心で受け止めること。
恋愛・家族を大事にするなど愛に触れておくこと。
お金を持つということも批判に対応するのに有効。

剋される東方星が龍高・玉堂の場合

東方星が龍高玉堂(水性)の人は、自分の正義や大義がしっかりしていて行動にブレがありません。

そんな龍高玉堂禄存司禄(土性)に剋されると、自分のやってきたことを現実の力で否定されるような事態が起きます。収入が途絶えるなど、金銭がなくなっていく可能性が出てきます。

対処法としては、クッション剤として車騎牽牛(金性)の要素を取り入れて、働くことが有効です。働くことで収入を確保することが重要になります。
また、目上に嫌われないようにするために、いつでも顔を出すなどフットワークを軽くして援助してもらうコネクションを築いておくことが大事です。そうすることで、困窮した時に手を差し伸べてもらいやすくなります。

働くしかない。考えるよりまず動くこと。
目上とのコネクションを活かし、精一杯働く。
技術を身につけたり、資格をとるのも良い。

【陰占】位相法で東方が散になる時の対策

上述した対処星を活用しても精神の世界(陽占)が辛い時は、陰占の位相法で対策(補填)すれば、運勢を立て直すことができますので、ぜひ試してみてください。

東方に対冲が巡る時

東方に対冲が巡る時というのは、かなり忙しい状況を捌いているはずなのに、発展した感じがせず、報われた感じがしません。気分を上げるために成果が目に見えやすい仕(派手な仕事)に手を出したくなりますが、そうすると、トラブルに巻き込まれたり、大きなミスをして状況を悪化させるような事態が起きてしまいます。

状況を悪化させないためにも、そんな時は、くさらず細々した仕事を淡々とやることが一番です。
人が見向きもしないような仕事に対して「私がやります」と手を挙げることで、目に見えない徳を積むことに集中しましょう。下手に出しゃばらず、今のうちに、次の幸運気に備えた“運貯金”をしておくのが得策です。

東方に刑が巡る時

東方にが巡る時というのは、スキャンダル・噂が出やすい時期で、不名誉なことが起きやすいです。
誰かに悪口を言われたり、自分自身も悪口を口走りやすいので、言動には十分気をつけることが大切です。
常に、辛辣な言動、表現になっていないか自分自身を振り返ることで人間関係の衝突を避けることができます。

  • 自刑:補佐・パートナー・配偶者
  • 旺気刑:友人・兄弟(東)
  • 庫気刑:目上
  • 生貴刑:目下

東方に害が巡る時

東方にが巡る時というのは、物事の結果が期待はずれになりやすい時期だと心得ておきましょう。

例えば、約束していたのに裏切られたり、アテがなくなるなどが起きやすいので、必要以上に無理しないことです。自分の行動に見合った結果を得られにくいので、頑張りすぎると空回りして心も体も疲れ切ってしまいます。そういったストレスで疲労が蓄積して体調を崩してしまうのです。
また、無理すると逆に自分が相手を裏切ってしまう結果に終わることもあります。

常に、第二の案、第三の案を用意しておくことが大事な時期です。

東方に破が巡る時

東方にが巡る時というのは、凡ミスが起きやすくなり、些細なミスで関係にヒビが入りやすい時期です。
そのため、用心深く行動することが大事です。

東方が比和(同じ五行)の

後天運で東方が比和(同じ五行・同じ星)になる時は、力が増します。
パワーアップに伴いライバルが出現したり、そのライバルと切磋琢磨する状況も発生しうるでしょう。

半会は調子に乗らないことが大事です。

まとめ

仕事で困ったら理屈を言わずに東方星へ戻れ!(何歳になっても)です。
東方でくたびれたら、一つ手前の五行(東方の星を活かしてくれる星)を意識すれば好転します。
その方法を以下にまとめます。

東方の星が現実星の場合・・・

東方星が現実星の場合、精神世界を意識することが大事になります。
現実の星は、精神の星(縦線)を大事にして、心を養う、目に見えない世界を重んじることで現状打破できます。

東方星が貫索・石門の場合、龍高・玉堂を意識して開運!

本を読む、旅行する、勉強会に出る、見聞録、親に会いにいく、墓参りする

貫索石門は「自分」が入っている星なので、見聞録を広げることで「自分しかできないな、自分のものだ!」と思えるようになります。

知識を得ることで「自分」が確固たるものになり、揺るがない精神で信念を貫くことができます。

東方星が禄存・司禄の場合、鳳閣・調舒を意識して開運!

遊び、楽しむこと、子供の面倒を見る、告白する、表現する、食べ歩きする、ファッションを楽しむ

東方星が禄存司禄の人なら、お金儲け・利益を中心に考えてOK!
ただし、経済や商売を前提で人付き合いしないことが重要です。

無駄話もしながら相手とのコミュニケーションを大事にしていれば、相手の本質を見抜くことができて、相手のニーズに応えられるようになり、結果的に財を手にすることができます。

東方星が車騎・牽牛の場合、禄存・司禄を意識して開運!

愛するものを持つ、誰かのために目的を持つ

東方星が車騎牽牛の人は、責任感が強く、戦いの人。車騎はファイターで決め技を持っています。牽牛はマルチな技を持っています。

ここで意識するべき禄存司禄の特徴は「お金」の方ではなく「愛」の方です。相手に対して、思いやりの気持ちを忘れずに接していれば、自分の目的が明確になって迷いもなくなります。

東方の星が精神星の場合・・・

東方星が精神星の場合、とにかく、行動あるのみ!現実面を意識することが大事!になります。
精神の星は、現実の星(横線)を大事にする、行動することで現状打破できます。

東方星が鳳閣・調舒の場合、貫索・石門を意識して開運!

自分の強み(信念)を磨くために行動あるのみ!

東方星が鳳閣調舒の人は、表現者です。表現するためには、自我を認識して、自分の信念を強くする必要があります。そうすることで、誰に伝えたいのか、どんなコミュニティに向けて発信したいのかが見えてきます。

また、自分を表現するための「技」やスキルを磨くことでアウトプットの幅は広がって、自分にしか発信できない何かを掴むことができれば、精神的な喜びに繋がります。

東方星が龍高・玉堂の場合、車騎・牽牛を意識して開運!

自分の目的や役割を明確にするために行動あるのみ!

東方星が龍高玉堂の人は、知的好奇心に突き動かされる人です。
知的好奇心は、何らかの目的意識や、自分の役割がわかってくると自然に生まれます。

行動して、その行動に伴う結果を体感して本気の「なぜだろう?」が生まれます。

空想や妄想だけで知的好奇心を満たそうとすると、堂々巡りで思考の迷路から抜け出すことはできません。思考する前後に行動があれば、現実世界でも精神的な喜びを見出すことができるようになります。

東方は「母親」の場所です。仕事の羅針盤は「母親」なので、母親が導き手になっています。だから、父親よりも母親の方が子供と早く出会ってサポートしてくれているのです。

宿命はあなたを見捨てません。宿命はあなたを守ためにある。誕生日はあなたを守ためにある。」

自分の星が嫌いになるのはおかしな話で、自分の誕生日、自分の星を好きになることが開運の第一歩です。

その人の生き方が悪いと、大運の流れも良くならず、「守り手がいっぱいいるのにあなた何やっているの?」ということになります。

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