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生年天中殺
2019年9月10日
生年天中殺とは
生年天中殺 ー 年干支欠落 ー 枠(常識の枠)を持たない
生年天中殺というのは、生日干支の天中殺の範囲(十二支分類干支一覧の横列)が生まれた年の支に存在している命式のことを言います。
互換中殺で説明した通り、本人から見て年干支は親として見ることがでるので、本人に不足している空間を親が持っているということになり、親に対して自分の意思や価値観を表現するのが困難な状態になります。
親から見て本人に対しては何ら違和感を感じていないのに、本人からすると親に対して違和感を抱きやすいという感じです(一方通行な違和感)。
生年天中殺の人は親の力を借りることができない孤独な宿命を持っているため、若い頃に片親が亡くなってしまったり、早くに親元を離れて独り立ちせざるを得ない状況に立たされます。
また、親からの愛を受けるのが困難なため、母国を離れて他国で生活する人も少なくありません。ただ、その方が本人も違和感を感じることなく社会生活をおくれるようになるので、親元を離れることになるのは不幸なことではありません。
また、生年天中殺を宿命に持つ人は、常識の枠を超えた思考を持つ天才です。無限の可能性を秘めているので、親が生年天中殺を宿命に持つ子供の可能性を広げてくれるような子育てをしてくれれば可能性が大きく広がります。
常識の枠を超えた発想なので、礼儀作法をしっかり親から教わる必要があります。幼い頃から道徳教育をしっかりやっていくと生年天中殺を持つ人は何度転んでも立ち上がれます。
生年天中殺×6種類の運命天中殺
運命天中殺は、大きく二つに分けることができます。
運命天中殺に生年天中殺が加わると、下記のように逆転現象が起きます。
- 家系の恩恵を受けられる…辰巳生年天中殺・戌亥生年天中殺・子丑生年天中殺
- 家系の恩恵を受けられない…申酉生年天中殺・寅卯生年天中殺・午未生年天中殺
子丑生年天中殺
本人は「親元を離れたい」「親の恩恵を受けたくない」「自分で一から築き上げたい」と思いながら、実際には親の恩恵を受ける形になりやすいです。家業を継ぐことになったり、二代目・三代目のような役割を担う可能性が高くなります。
根本的には初代運で、その質は消えないので、二代目・三代目の立ち位置になったとしても、改革的に物事に取り組もうとして家柄を変えていくことになります。
もし親の跡を継がない状況になったとしても、誰か他人の跡を継いでいくような状況になりやすいです。
自分の意志とは反しながら目上から恩恵を得るため、目上を大切にするようになります。結果的に、目上から可愛がられる性格になります。
女性の場合、実家を離れないので結婚相手は婿養子的な立場になります。
寅卯生年天中殺
寅卯天中殺は元々二代目・三代目として目上からの恩恵を受け取れるはずですが、目上からの恩恵を受けられず、家系の跡継ぎになれなくなります。
寅卯天中殺は東方が欠けていて母親や兄弟・友人との縁が薄く、西方傾斜なので忙しい人生をおくるのですが、生年天中殺が加わると、母親や兄弟・友人に対してこれらの性質が逆転します。例えば、結婚前の女性が母親の元でのんびりゆったり過ごしたりします。
しかし、母親の存在がなくなったり、結婚して他家に嫁いで母親の元を離れることになると、元々の寅卯天中殺の質が現れ出し、忙しいことでもテキパキこなす、しっかりした女性に変化するのです。
元々寅卯天中殺は用心深い前進力を発揮するのですが、生年天中殺が加わると、無鉄砲で特攻隊のような前進力を発揮します。周囲からは、とても先導力がある人に見えます。その前進力は爆発的なため、肉体を酷使し過ぎてしまうことも多々あります。その性質は、特に男性に強く現れます。
辰巳生年天中殺
元々辰巳天中殺は「家系のはみ出しもの」として家系を飛び出す宿命を持っているのですが、生年天中殺が加わると、家系を出ることができず、家系の流れに囚われてしまいます。自由に家を飛び出したい気持ちと、家系に囚われる状況に挟まれ、葛藤を抱くことになります。
陰占の年支の蔵干は母親を表ますが、その年支が生年天中殺となって弱まるので、母親の力量が弱くなり、父親と本人の運勢がシーソーゲームになります。父親の運気が強い時は本人の運気は弱くなり、父親の運気が弱い時は本人の運気が強くなります。
辰巳生年天中殺は、両親の結婚が反対を押し切ったものだったり、両親の結婚時に目上からの恩恵を得られず二人で0からスタートしたような子供として生まれやすいです。片親になった際、その子供は片親に対して非常に親孝行になります。
午未生年天中殺
元々午未天中殺は末代運の持ち主として、先祖や親の恩恵(精神的、現実的のどちらも)を若い頃から受けとれる宿命を持っています。しかし、生年天中殺が加わることで、逆転してしまいます。親の恩恵を受け取ったとしても、それがチャラになってしまうような状況になりやすいのです。その反動で自らが新しい宝(精神的な財、現実的な財)を作り出していきます。それは、まさに初代運のような運命です。
元々午未天中殺は子供や子孫に恵まれない宿命を持ちますが、親からの恩恵が消えることで子孫運が出てきます。そうなるためには下記2つの条件が揃う必要があります。
- 母親の影響が少ないこと
- 家系の流れからはみ出ないこと
なぜかというと、初代運的な運命を辿りやすくても、純正の初代運ではないからです。家系の流れの中(元々の午未天中殺)で初代運的な働き(加わった生年天中殺の逆転作用)をしていくのです。
申酉生年天中殺
元々申酉天中殺は、継承運を持ち二代目・三代目として家系を守っていく宿命を持っています。しかし、生年天中殺が加わることで、未来を進みながら、同時に家系の流れを変化させていきます。初代運的な運命を歩みやすくなります。
年齢を重ねるごとに現実性が薄れていき、現実面での前進力がなくなっていきます。これは、申酉天中殺が生年天中殺によって東方(年干支)が弱まるため起こる現象です。
そのため、現実性ではなく精神性を重んじるようになり、学問や芸術の道を志すようになったり、信仰心が強まります。失われていく現実性よりも、精神性に人生の喜びを見出していくのです。
戌亥生年天中殺
元々戌亥天中殺は、家系をはみ出す宿命を持ちますが、生年天中殺が加わることで、家系に囚われやすくなります。一から自力で物事を始めて成功を収めても、母親や兄弟の間で争いごとや葛藤が起きやすくなります。母親や兄弟との関係が順調な時は周囲(母親や兄弟)に振り回されてしまい、人生の迷子になりやすくなります。しかし、人生の方向性が定まらなくても、その間は親から現実的な恩恵を受け取ることができます。
要は、周囲(母親や兄弟)と自分の運気の強さがシーソーゲームになりやすい特徴があります。なぜこんな現象になるかというと、一家の気運が父親側か母親側のどちらかに大きく偏っているためです。若い頃、家系に囚われて自分の運を犠牲にしたとしても、周囲(母親や兄弟)がいなくなった時に“孤独になること”と引き換えに現実世界での成功を収めやすくなるのです。
長い時間を欠けて自己主張をするので、思考力にスピードがありません。直感力や洞察力も鈍くなりがちですが、情に振り回されながらも、信念には持久力があります。