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天中殺– category –

天中殺は「毒薬」に例えられることがあります。使いこなせれば人を助けることができますが、使い方を間違えれば命を落としてしまうほど、人生に大きな影響を与えます。
一般的に天中殺を理解して使いこなせる人はいないので、世間では「災いの時期」として認識され、敬遠されています。

しかし、天中殺の仕組み、特徴を理解することができれば、人生のステップアップをする「術」として活用できます。

中国・殷(商)時代に「甲骨文字(こうこつもじ)」を用いて占いをしていましたが、その甲骨文字の内「鬼」のことを天中殺として捉えます。

また、仏教に「涅槃(ねはん)」という言葉がありますが、これも天中殺と同じ意味として捉えることができます。

涅槃とは、仏教の理想である仏の悟りを開いた境地のことを言い、死(釈迦の入滅)を表す言葉です。

他にも、四柱推命で「空亡」という言葉があり、「日本空亡」と「台湾空亡」の2種類がありますが、これも天中殺と似ています。

天中殺の導き出し方

運命天中殺は日干支の十干十二支の組み合わせから導き出します。
下記組み合わせの中で、十干に空欄が2箇所(ピンクの部分)出てきます。

十干
十二支

上記のようにできる空欄のことを運命天中殺としています。
※この場合、戌亥が空欄なので「戌亥天中殺」ということになります。

この組み合わせがあと5巡分あり、運命天中殺は全部で「子牛、寅卯、辰巳、午未、申酉、戌亥」の組み合わせで6種類あります。

日干支は自分の行く末・未来を表しており、日干支から導き出す運命天中殺は自分の行く末を示していると捉えます。

天中殺の種類と特徴

天中殺(てんちゅうさつ)は大きく分けて「運命天中殺」と「宿命天中殺」の2種類に分けられます。

運命天中殺は後天的に回ってくる「天の神様が味方しない時期」のことです。運命天中殺は6つの方位で分類されており、その方位が象徴するもの(相手)と自分の間に「空欄」「欠け」があると考えるのです。そのため、天中殺からは自分の欠点や弱点がわかるのです。また、その欠点、弱点から逆転の発想で長所も見いだすことができます。

宿命天中殺は、生まれながらにして宿命的に持っている天中殺のことです。運命天中殺は誰にでも後天的に巡ってくる運気ですが、宿命天中殺は自分の命式に持っている人と持っていない人に分かれます。詳しくは、宿命天中殺のページで解説します。

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