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人生で何を重要視するか
2023年12月23日
陰占の地支と大運の地支に着目する
陰占の地支は現実の骨格(東西中央)を表していて、人生の骨組みを見ることが出来ます。
現実の骨格とは、世渡り上での骨格とも言えますが、それらを見て
- 仕事・社会を重視(東=年支)するか
- 家庭を重視(西=日支)するか
- 自分本位(中央=月支)に生きるか
を知ることが出来ます。
やり方
STEP
陰占の地支(年支・月支・日支)がそれぞれ対冲になる地支(最大退気)を探す。
例題
日 | 月 | 年 |
甲 辰 | 丁 卯 | 甲 申 |
例題の場合、
- 年支(=仕事)申の対冲地支(最大退気)は寅
- 月支(=自分)卯の対冲地支(最大退気)は酉
- 日支(=家庭)辰の対冲地支(最大退気)は戌
STEP
進気と退気を理解する。
後天運の流れには進気と退気の2種類があります。
進気
陰占の地支の対冲地支を起点として、陰占の地支に向かってきている運気のこと
広がった世界の中から無駄を削ぎ落とし、自分の内面を見つめて感覚を研ぎ澄ます方向へ向かう時期です。
気持ちは内側に向かうけれど、周囲からの援助や応援を受けやすく、物事の実現力が加速する時期です。
退気
陰占の地支から最も遠ざかっている地支(対冲になる地支)に向かっていく運気のこと
新しいことをスタートし、色んな生き方をチョイスできる自由度があり、チャレンジの幅も広がる時期です。
気持ちは外側に向かうけれど、世間の抵抗に遭いやすく逆境を経験することもある時期です。
STEP
大運の流れを見て、宿命の日・月・年のどこが進気・退気になっているか確認する。
年支 | 進気 | 仕事重視で生きようとしますが、無意識に張り切りやすく疲れやすいので健康に気を付ける必要があります。 |
退気 | 生活重視でサポート役に徹した方が生きやすさを感じるけれど、野心が出てくると災いになりやすい。 | |
月支 | 進気 | 自信がみなぎり自己中になりやすい。 |
退気 | 不安になり人から振り回されやすい。 | |
日支 | 進気 | 家庭のことに関して能動性があり、積極的に働きかけるため疲れを溜め込まないように注意が必要です。 |
退気 | 受動的でサポート役に徹すした方が生きやすさを感じるけれど、無理に出しゃばると災いにあいやすい。 |
例題で実践
日 | 月 | 年 |
甲 辰 | 丁 卯 | 甲 申 |
※大運は逆回り
日(家庭) | 月(自分) | 年(仕事) |
最大進気 辰 最大退気 戌 | 最大進気 卯 最大退気 酉 | 最大進気 申 最大退気 寅 |
05 丙寅 退 15 乙丑 退 25 甲子 退 35 癸亥 退 45 壬戌 退 55 辛酉 進 65 庚申 進 75 己未 進 85 戊午 進 | 05 丙寅 退 15 乙丑 退 25 甲子 退 35 癸亥 退 45 壬戌 退 55 辛酉 退 65 庚申 進 75 己未 進 85 戊午 進 | 05 丙寅 退 15 乙丑 進 25 甲子 進 35 癸亥 進 45 壬戌 進 55 辛酉 進 65 庚申 進 75 己未 退 85 戊午 退 |
5旬目以降(45歳〜)から家庭を重要視するようになり、自ら積極的に働きかける生き方。 | 6旬目以降(55歳〜)から自分のため(自分本位)の人生を歩もうとする。 | 6旬目まで(〜64歳)仕事を重要視して能動的に頑張って働く。 |
例題の大運の流れをまとめると・・・
中年期は世の中のために仕事最優先で頑張って働くが、40代半ば以降は家庭も重要視するようになり、50代半ばからは自分の夢や家族のことを重要視して生きていく。
結婚願望が強い女性にとっては、年支(仕事)は退気でいいから、日支(家庭)に進気が回ってきて欲しいと思うかもしれませんね。
例えば、宿命が結婚しやすい人(陰占に干合や半会・支合がある)、家庭的でモテる人(陽占に司禄星・禄存星がある)だったとしても、日支が退気になっていると「縁談がうまくまとまらない…」ということも起こりうるのです。
進気・退気のまとめ
仕事で伸びる人は陰陽のバランスから
- 年支が進気であること
- 日支が退気であること
であることが多いです。
このタイプの人は仕事面で安定感があり、一定のところまで上り詰めればそこから落ちません。
逆に、年支も日支も進気が並ぶと、どちらも中途半端になる傾向があります。
仕事で伸びる人 | 中途半端な人 | 普通のサラリーマン | 精神界で生きる人 | |
---|---|---|---|---|
年支 | 進気 | 進気 | 退気 | 退気 |
日支 | 退気 | 進気 | 進気 | 退気 |
評価 | 陰陽のバランスが取れていて安定感がある | 両方欲張ってしまい、休息がない(消化すべき因縁が多い使命) | 家庭に喜びを見出しやすく、平凡な家庭 | 好きなこと、好きな人と一緒にいることを重要視 |