生涯の性格推移を見る

性格推移は三分法を使う

ここでは、三分法を用いて幼少期からどんな性格の変化を遂げて一生を過ごしていくのかを分析します。
自らの性格を分析して道筋を立てていく方法が三分法です。

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そして、性格によって「変化が少ないタイプ」なのか「変化が多いタイプ」なのかを判断していきます。

例題

初年期の鑑定例

知恵がありながら（玉堂星）守りが固く（貫索星）行動的ではない、お人好しな心をもっている（天極星）。
死星（天極星）は“物事を無条件に受け入れる。反応がない。”と解釈するため、知性はあるが自分の考えに柔軟性はなく広がりに欠ける。そのため、自己を確立しにくい初年期になる。

中年期の鑑定例

あくせく働かずのんびり（鳳閣星）していて頑固さがある（貫索星）。人脈は広がりやすく人から好かれる傾向にある（天印星）。

晩年期の鑑定例

守りの心から変化を嫌い、頑固さを貫く（貫索星）。晩年になってやっと大人の落ち着いた考えが出てきて何事に対しても安定思考となり、家庭を大事にする（天禄星）。

性格の推移を端的にまとめると・・・

初年期から中年期は大きな組織や保護下で生き、晩年になって自己の考えが確立して（大人になって）自立していく。

年代と十二大従星の時代が不一致の場合（例：幼少期に墓守の星「天庫星」が回ってきたり、晩年期に赤ちゃんの星「天印星」が回ってきたり）は、活発ではないことがわかります。
強い星（天将、天禄、天南）は激しい心を持っています。
弱い星（天極、天胡、天庫）は静かな星。
天馳、天報、は外的要因で忙しかったり、環境の変化が激しくなるけど、本質的には静かな星です。
天貴、天印、天堂、天恍はいいとこ取りな、強弱の偏りが少ない星です。

十大主星は補助的に使う

性格推移を三分法で見る時、十大主星は役割、道具、ツールとして捉えます。

十二大従星に関する要点

現実的に大人になる星は天将・天禄・天南・天貴・天堂です。

中年期に天報、天馳、天極、天将がある場合は変化したい（気持ちが変わりやすい）星。
特に天報、天馳、天極。不可抗力のものがあっても変わりたくなる性分で、手前勝手はダメです。周りを見て行動をすることが大事になってきます。
天将は何かに追われる人生になります。
中年期に天胡があると逃げ上手です。

天庫、天印、天貴は開き直ることもできないし、そんなに強い星でもないので、大きく変化するのは要注意な星です。
天印と天庫が中年期に出た場合、中年期に起きやすい引越しなどは時期をしっかり選んでいく必要があります。

中年期に天恍があると、人に振り回される、人に左右されやすいです。人徳のある人や意識が高い人と関わることができればそっちに引っ張られていくので、運の良い人とつるむ方がいいです。
天恍はマンネリを嫌い刺激を望む星なので、一歩間違えるとヤバイ人とつるむ可能性もあるので注意が必要です。質の高い人とつるむように意識しましょう。

天恍は桃花（平穏を壊す）を持っていて、自分を不幸せにする可能性もあるし、相手を不幸せにする可能性もあるので誰かに「やめとけ」と言われたことをやりたくなる人です。刹那的な欲望を持ちやすいので注意が必要です。

天禄と天南が中年期に出た場合にはがむしゃらに働くことが肝になります。一生懸命に働くことが重要です。

天貴と天堂が中年期に出た場合、積み重ねの勝利、積み上げてきたものを信じます。
良いものを積み重ねていくことが大事です。
天貴と天堂は真面目で丁寧（手抜きがない）さがあり、天貴は学生のような真面目さで天堂はベテラン的なやり方です。
しっかり物事を見定めてコツコツとやっていくことが大事で、裏道や近道を選ばないように意識しましょう。

主星と従星の連結

下記連結が望ましいです。

貫索・石門・禄存・司禄・車騎・牽牛　＝　天将、天禄、天南、天貴、天堂、天恍

鳳閣・調舒・龍高・玉堂　＝　天馳・天報・天極・天胡・天庫・天印