子供が親を超えられるか

親との縁を見る方法

親との縁は下記の方法で見ることができます。

• 六親法：王道の技法
  陰占に親の星があるかないかを見ます。
• 天中殺：使い勝手がいい技法
  家系の後継となるかを中心に見ます。
  自分と家系の問題（直接的な親子関係ではなく間接的な親子関係）を読み解くことができます。
• 流動法：繊細な技法であまり使われないことも
  目上との関係が相剋か？で見ることもあります。

今回は、六親法を使って子供が親を超えられるかを見ていきますが、

• 親から脱皮できるのか？
• 親離れがうまくいきやすいか？

も浮き彫りになります。

１）天干に父母星（偏母・偏父含）がある人

両親が大切、両親を守る、相続、墓、同居

天干(年干と月干)に母星や父星が出現する場合「父母星透干」と言います。

父母星透干の命式は、親と早別（10代で死別、離婚など）がない限り、その人の中に親が居続けることになり、良くも悪くも親離れしにくいです。

と言うのも、このタイプの人は、親から脱皮する必要性を感じません。
いつまでも親を大切にし、親孝行を積極的に意識する人でもあります。

親の後継になろうとしますが、ネガティブな表現で言えば、親の財産をあてにするタイプです。

早別した場合は早くに自立することことで、自分の人生を切り拓いていけます。

母親の星しか透干していないケースもあるので、その場合は母親を守ろうとする、お母さんを大事にする人です。父親だけの場合も然り。

母星が透干している人はお母さんに傾向が似ていて、父星が透干している人はお父さんに傾向が似ています。
親のコピーのような特色があり、親のやり方を真似して同じようなやり方をする傾向にあります。

親が透干していても「親を超えたい！」という場合、チャレンジしたいと考えている時は運が落ちている時が多いです。
なぜかと言うと、親を超えたいと思うことがその人にとってはとてもリスクが高く、通常考えもしないことだからです。
一度チャレンジしてうまくいったとしても、その後に失敗する可能性がありますので、親を超えたいと考えることなく、親と同じやり方でやった方がいいでしょう。

親が透干している子供に対して、どういった育て方をすればいいか？は「親がこの子を裏切ってはいけませんよ」というアドバイスを親にします。

２）天干に父母星（偏母・偏父含）がなく蔵干に出現する人

親離れ・脱皮できる

通常型であり、天干(年干、月干)に父母星がなく蔵干（二十八元）に出現する（透干しない）人は、両親がどんなに偉大でも両親の運を超えることができます。

結果的に、親から脱皮することができ（義理の関係を築ける）、親もあなたをあてにしません。
お互い甘え合わない関係になれます。

３）宿命に父母星がなく（母星なければ父星なし）定位置でとる人

極端になり、執着する可能性もある

上記１）と２）にも該当せず、両親の星を定位置でとる人は、親を超えられる場合と超えられない場合が極端に出ます。

親を超えられる場合は極端に超えることができますが、超えられない場合は親の財産を食い潰すような悪い結果になってしまいます。

このケースは極端な結果になるのですが、親を超えることができれば、ボランティア精神の高い人生になります。
親を超えられず悪いパターンに転んでしまった子供に対しては、早く世の中に出して、その子の欠点を知らせることが大事です。

母星中殺・父星中殺

宿命天中殺をもっている人に関しては、上述した１）〜３）のパターンが崩れる場合もあります。

生月天中殺や生年天中殺の人はアンバランスな親子関係になりやすく、例えば親離れできないのに、親に反抗して後継にならないなど、矛盾した関係に陥りやすいのです。

こういう場合は、中途半端をなくすためにも、親から離れた方がいいです。
親から離れて日々忙しく仕事に邁進していた方がいいです。

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