兄弟姉妹の仲良し度

兄弟姉妹仲は大運の西方破壊を見る

揉め事が多い兄弟姉妹とは、どんな人たちなんでしょうか。

親がいて子供がいるわけですが、それぞれが親から自立・独立しているかどうかを見ます。
もし自立・独立していない場合は揉め事が多くなるのです。

兄弟姉妹の過半数が自立・独立していれば、無難な仲に収まるでしょう。
もし兄弟姉妹の過半数が自立・独立していなければ、揉め事が多くなりやすいでしょう。

親から自立・独立するというのは、

西方対冲（西方刑）＝西方破壊（別名：西方分離）

を意味し、親から離れることで苦労はするかもしれませんが、合理的・客観的な視点を持つようになれます。
（ここで言う“西方”とは、日支のことです。）

そうすることで、自分たちを俯瞰してみることができるので、感情に振り回されることが少なくなります。

要は、親から自立・独立することで初めて、精神的に大人になれるということです。

生まれて30代過ぎても大運に西方破壊がない人たちは、自己中心の身内思いの人になりやすいです。
対冲の代わりに、刑が成立する大運が30代までに回ってくるかをみるのもいいでしょう。

以上のことから、子供の過半数が大運に西方破壊を持っているかを見れば、兄弟姉妹の間に因縁があるか否かを見極めることができるのです。
三姉妹だった場合に、三人のうち二人が30代までに西方破壊していればいいです。
一人っ子の場合に30代までに西方破壊していないと親離れが難しくなります。

因縁を断ち切るには？

因縁を断ち切る、因縁脱皮するためには、自分にとって有利なものを自ら捨てることです。

必要ないものを捨てるのは当たり前ですが、好きなもの、心地いいものを捨てることで、「出家する」ことを意味します。

因縁とは、好きなものを続けていくと積み重なっていくものです。
因縁が深くなっていくと、兄弟姉妹間の差が広がっていき「拡散」を生みます。
その結果、兄弟姉妹の仲がもめやすくなるのです。

逆に、因縁が浅い時というのは、兄弟姉妹間の差がほとんどなく絆が深くなっていきます。
その結果、団結しやくなりワンチームになれます。

西方破壊とは“捨てること”で“新しい何かを強く引き寄せる”ということを意味しています。
一度捨ててみることで、大きなものを得られるのです。

以上のことから、西方破壊が若いうちに訪れるのは財産です。
情に溺れなくなり、子供っぽさがない大人になれます。
大運の西方破壊が早々に巡ってくる子供ばかりの家は、親が弱いことが多いです。
“親に頼れない”という状況になります。

日支は、親の代から伝わる因縁が蓄積されたタンクのようなものです。

親の運気が強い家系の子供は、初旬〜2旬に日支半会や日支支合が多い傾向にあります。
それは親がパワフルで頼りになるし、強いことの証明でもあります。

たとえ天将星を持つ子供だっとしても、初旬〜2旬に日支半会や日支支合があると、親の運気に取り込まれやすいのです。