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玉堂星

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玉堂星(ぎょくどうせい)の特徴

本能 五行
(陰陽)
キーワード 四柱推命の
通変星
習得
本能
水性(-) 前例重視、書籍から学ぶ、古典的、母性愛 印綬

玉堂星は静かで高貴な世界です。自分の探究心、冒険のためなら美を破壊することもいとわない龍高星とは違い、玉堂星は古風なものを好み、伝統を重んじ、表面の美を大切にします。日本庭園のような高貴で静かなイメージです。

そんな玉堂星は、体や行動をもって知性を磨くというよりも、頭の中で模索し、静かに思考を巡らせます。創造性は十分ありますが、常識の範囲をはみ出ることなく、大人しく既存のものを追求していく特徴があります。そのため、玉堂星は古典的なものや歴史にはまることもあります。

この星は常に現実的な思考の元に創造性を発揮する現実的かつ品性のある知的な星なのです。そして、品性を求めゲスなものを排除しようとします。自己の体験は力になりにくく、書物や目上からの教えが力になります。

流行に流されない。目上を尊重する素直な常識人

玉堂星は、悟りをひらいたようなところがあり、争いごとを嫌います。争いからは何も生まれない、と考えているのでしょうか。
人生のスピードは決して早い方ではなく、自分の静かな世界の中で、貪欲に物事を追求します。その過程でも決して礼儀礼節をおざなりにはしません。

古いものを大切にするところから、流行を取り入れることよりも、昔から長く続いているベーシックなものを好みますので、流行やブームが関わる職業は向いていません。

目上からの指示には歯向かうことはありませんが、やや理屈っぽいところがあります。玉堂星は上司や親が言うことを素直に聞き、忘れません。ただ、そうすると上司や親が間違っている場合に取り返しがつかないことになりますので、鵜呑みにしないで自分でも咀嚼し吟味するようにするといいでしょう。もしくは複数の先生と言える人を持つと考えが偏りすぎず吟味する機会が増えるのでいいでしょう。しつこく吟味する力が備わることで、その道のスペシャリストになれるのです。

学問に対してはクールなのに身内のことになるとホット

玉堂星は、頭で考えることが得意なので冷静な「批判力」と「観察力」は他の星よりもずば抜けています。そのため、玉堂星の言葉や思考には説得力があり、周りへ及ぼす思考的影響力が絶大です。

この星は学問によって自分が作られ、学ぶことで視野が広がります。様々な文化を学び続け、それを伝える役目として最高のパワーを発揮します。そのため、玉堂星を持つ人は先生と言われる職業に向いています。

一方、玉堂星はとても母性本能が強い面もあります。そのため、身内に対する思い入れは凄まじく、自分のことよりも身内を優先させる慈愛深い面もあります。とても親孝行ですが、深入りしすぎるところがあり、身内のトラブルに巻き込まれることがあるので、ほどほどの距離感を保つようにしましょう。
また、この星は持っていると母親との縁が深くなるとも言われています。

人体図の位置から紐解く玉堂星の傾向

人体図位置発揮相手特徴

(北)
目上
(親)
権力の知恵
目上を大事にし尊重するため年長者から好かれ、引き立てられる。晩年につれて精神が安定。純粋な学問や研究の世界で頭角を表す。小さい頃に成績が良くなくても大学生を過ぎたあたりから良くなる傾向。策略・策謀の知恵がよく働き、世渡り上手。
右手
(西)
家庭
(配偶者)
生活の知恵
道徳や常識を重んじる家庭を作る。知的な人がタイプ。日常生活の知恵がすごい。伝統や形式にこだわるため、結婚後の家庭は、どこか堅苦しい雰囲気に。自分に厳しいが、配偶者や子供にも自分の考えを押し付けがちなので、嫌われないように注意が必要。

(中央)
自分
(性格)
知恵
伝統を重んじ、古風な一面を持つ。批判力は大きく、理屈っぽい。他人と身内を区別して身内びいきするタイプ。母性愛や肉親愛が強く、面倒見がいい。自分と生まれや育ちが違いすぎる人とはうまく馴染めない。一つの分野や学問を追求して満足を得るタイプ。得る知識は体験からではなく勉強から(頭の中)なので、現実とのギャップに驚くこともしばしば。頭はよくても現場での応用力は低め。保守的でガードが硬いため、社会性が育ちにくい欠点あり。
左手
(東)
友人
(兄弟姉妹)
仕事の知恵
頭を使う知的な職業に向いている。縁の下の力持ちで人を育てる才能もあり。仕事に役立つ知恵が豊富だが、常識の枠を超える事が難しい。奇抜なアイディアよりも論理立てて考える「現実的な路線」の方が得意。学校の成績がいいのは中高生までで、それ以降は落ち着いてくる。

(南)
部下
(子供)
母性
勉強家で研究熱心。子供に対しても教育熱心になる。母性本能が強いため、子供を溺愛する傾向あり。企画力・計画力がずば抜けていて、人へ教えることも上手い。新しい世界を開拓。

玉堂星が二つ以上ある人の場合、古典の世界や歴史の世界にのめり込み、それらの知識を現代に生かそうとします。「伝統を守りたい」という思いが強すぎて融通性が無くなると、社会不適合者になることも。

十大主星の詳細は下記リンクから見れます。

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